2012.02.25
その他
雛かざり
2月の中旬からリビングの一角がお雛様コーナーになっています。
娘が0歳の時から飾っていますので、これで8回目を数える毎年の恒例行事となっています。
ご近所の知人がおこしものを作って持って来てくれました(注 | おこしもの:熱湯でこねた米粉を鯛や扇などの木型に入れて成型し、蒸し器で蒸しあげた後に食紅で着色したもの(Wikipediaより)。
普通ひな壇というと、主役はお雛様(姫様)だと思うのですが、うちの場合、三人官女がやたらと目立っています(笑)。
宮中に上がり、奥の一切を取り仕切る女官…。
いわば「平成のキャリアウーマン」です。
何かキリッとしてカッコイイと思いませんか?
…昔、高校の頃は古典の授業が何より好きでした。特に、平安文学や和歌が好きで、良くそらんじていたものです(あの頃は何でも、スラスラと頭にインプットできたものです。今、あの記憶能力はどこへ行ってしまったんでしょうか…?(^^ゞ)
それにしても袖口の重ねって、眺めれば眺めるほどその絶妙なコーディネートに惚れ惚れとします。
各「襲(かさね)の色目」に、「紅梅」だとか、「山吹」とか名前がついていましたよね。授業中もよくそのページを開いては、一人ウットリしていたのを憶えています。
この色に対する研ぎ澄まされた昔の日本人の美意識、素直に感嘆に値すると思いませんか?