2011.07.20
その他
尾張旭・瀬戸おやこ劇場主催「African Dance is Fun!」に行ってきました(愛知県瀬戸市)
先週末、尾張旭・瀬戸おやこ劇場主催のイベント、「African Dance is Fun!」に行ってきました。
「おやこ劇場」は、「未来を創る子どもたちに美しい夢と豊かな創造性を!」というお母さんたちの熱い想いが結晶し、1991年に設立された市民グループです。日本全国に支部があります。
あふれるモノや情報に取り囲まれている今の時代。子供たちは生活体験や生の文化に触れる機会に乏しく、感受性や、自主性、創造性を育みにくくなっています。
「おやこ劇場」は、〈生の舞台芸術〉に触れ、感性を豊かにしていく鑑賞活動と、子供たち自身が頭や身体を使って創造的に活動する自主活動を通して、未来ある世代の豊かな成長目指してします(以上、「おやこ劇場」パンフレットから抜粋)。
さて、今回の「African Dance is Fun!」は、前者の鑑賞活動の一つとして催されました。
このコンサートでパフォーマンスを演じたのは、二人。
トニーさん(上の写真手前。生粋の日本人らしいのですが、イギリス生まれで日本人離れしたキャラクターです)とアブドゥさん。アブドゥさんは、アフリカの西海岸に位置するセネガルの出身で、同国ナショナルバレエ団所属のダンサーです。
それにしても、アブドゥさんの身のこなしというか、ダンスには目を見張るばかりでした。
しなやかに柔らかく体を動かすと同時に、一つ一つの動作に鋭いキレがあります。
静と動。緩と急…。
どうやったらあんな神業的動きができるのでしょうか?
…アブドゥさんの驚異の身体能力を象徴している写真がコレ(↓)。
小さな子の背丈ぐらいは軽々とジャンプしてしまいます。
ダンスだけでなく、セネガルの民族音楽も子供たちを強く惹きつけていました。
打楽器特有の力強く、激しいリズムが続いたかと思うと、テンポはスローへと展開。すっかりその魅惑的な響きの虜となり、決して飽きることはありません。
燦々と降り注ぐ太陽と、蒼い海に恵まれたセネガルで培われてきた音楽は、無駄なものをそぎ落としたシンプルさの中に、陽気さと無邪気さを湛えていました。
いつかセネガルに行って、この目と耳で直に触れてみたいと思った私なのでした。